善光寺には古来、「お戒壇巡り」や別名で「胎内めぐり」と呼ばれる一種の占いのようなものが存在する。
「戒壇」と称することから、「怪談」の方を想像してしまう方も多いと思っちまぅが‥‥‥事実!善光寺の戒壇めぐりは「お怪談めぐり」とも、噂れるほどの恐怖のドキドキ体験💔ができると評判になってい‥‥‥申す。ギャ
このページでは長野 善光寺の御戒壇めぐりがどういうものなのかを述べておくとしよぅ。
入口には次のような看板の掲出がある
①左手に手荷物
②右手、大人の腰の高さ位置の板壁を離さずさわっていきましょう。
③灯りは灯さない。(携帯・ライターなど)
心静かに巡り、阿弥陀様とご縁をお結び下さい。
長野 善光寺のお戒壇巡りが他と違う?なぜ?
善光寺の戒壇めぐりが「擬似お化け屋敷」と云われる理由は、サラっと一言で述べると、探し物をしながら両手と耳の感覚だけで真っ暗闇を突き進むから。
⬆️写真はイメージです。これぐらい真っ暗闇の中を進むことになるので心臓バコバコ‥バタ子さん状態😱
真っ暗闇の中を右回りに壁に設置された綱のような手スリを持って手と耳の感覚だけを頼りに進んでいくことにある。
初めて来た人であれば、まさにドキドキどきんチャン食パン様はダメよ‥‥的な体験ができる。 ….さっきからなんでアンパン系ネタ連発や
長野 善光寺「お戒壇めぐり」の長さ
- 約45m
50メートルプールの端から端までと考えると、「あぇ?!すぐソコやん」‥などと考えちまぅが、中は真っ暗闇。はたしてそんな余裕をブッこいてられるかのぅ‥‥ふぉっ、ふぉっ。
それでゴールはどんな感じ?
壁をつたって進んで行くと、やがて扉が出てきます。
その扉の奥には、巨大な錠前があり、その先がゴールとなっています。
ちなみに、この錠前の上がちょうど、ご本尊である絶対秘仏の善光寺如来様が安置されている瑠璃壇になるとのこと。
この錠前は「極楽の錠前」と呼ばれており、錠前に触れることで来世の極楽浄土が約束されるという意味がある。
お戒壇巡りでは、どんなご利益(効果)がある?
実はお戒壇めぐりは、ただ単に暗闇の中を恐怖心を抱きながら闇雲に進むのではない。
恐怖心と向き合いながら、恐怖心に打ち勝ち、何事にも屈しない勇気と強靭な精神力を得ることができる‥などのご利益(効果)も素敵にある。
古来、ゴールとなる扉奥の「極楽の錠前」と称する錠前に直接、手で触れる事が、お戒壇巡りの最大のご利益(効果)になると、きわめて素敵に言われる。
悪者は胎内で犬になる?!
長野善光寺には、わがまま勝手な悪行ばかり行う者が、ご利益目当てに戒壇めぐりをすると胎内(道中)で犬になったという故事がある。
他にも信心無き者には様々な怪異が起こるとも。
‥アンタは大丈夫?
善光寺にてお戒壇めぐりをする意味や由来とは?
お戒壇めぐりをする意味とは臨終の際に、秘仏本尊(阿弥陀如来)が来迎(迎えに来てくれる)してくれるように行うもの。
浄土教の教理によると、信仰心ある者が臨終の際、阿弥陀如来が数多の菩薩を随伴させて来迎し、その後、極楽浄土へ導くとされる。
戒壇めぐりを成し得たことによって、まるで女性を”口説く”かの如くに”功徳”が積めるとされ、その”功徳”の度合いによって来迎してくるかどうかが決定するとされる。羽生バリの芸術的3連続トゥループ成立
善光寺内陣のお戒壇巡りの説明板の内容
🐮お戒壇巡り
お戒壇巡りは瑠璃壇の下の暗中を巡り、本尊の真下に懸かる(かかる/吊られる)「極楽の錠前(ごくらく の じょうまえ)」を探り当て秘仏に結縁する道場です。
右手で腰の高さ位の壁を撫でて探って下さい。
※注意事項※
お戒壇は暗闇ですからご注意下さい。
貴重品にご注意下さい。
「戒壇めぐり」とは「死後の世界=あの世」を意味する❓❗️
一説に「戒壇めぐり」とは「死後の世界=あの世」を巡って帰ってくることとも云われる。
これは善光寺を創建したとされる本田善光の息子である善助が、一度は地獄へ行ったが、如来の威光で再び現世に戻ってきた故事(善光寺縁起)に端を発するもの。
暗中を死の世界と抽象的にとらえ、その過程において瑠璃壇下の極楽の錠前に触れる。
錠前に触れることは、すなわち秘仏本尊との結縁を意味し、その後、元来た外の世界へ戻ってくることを現世への蘇りとする。
つまり、如来の胎内を通り抜けることで「再生できる=生まれ変わった自分を手にいれる」場であるとする。
お戒壇めぐりは道場でもある!
上掲、お戒壇巡り入口に吊られている説明板には「道場」とも書かれていることから「修行の一種でもある」とも受け取れる。
真っ暗な回廊で念仏を唱えながら、ゆっくりと進み、極楽浄土を自らの手で探り当てる。
これはもはや、輪廻の世界感を一時的に擬似体験できる貴重な機会とも言えるので、1人ボッチなコノヤローはじめ、カップル、家族などなど、善光寺へ訪れた際には、是非に極楽浄土への切符をつかんでみてくれたまえ!
お戒壇巡りを作った人(企画した人)
通説では伝教大師・最澄が瑠璃壇下に戒壇場を設けたのが起源とされる。
かつての日本では朝廷の許可なしに受戒させることはできなかったが、最澄は比叡山に根拠を構え、当地にて受戒制度を確立した人物。
室町時代は瑠璃壇の周りを歩いて、江戸時代に地下道が造られた?
現在のお戒壇めぐりでは地下に造られた通路を進むのだが、室町時代には瑠璃壇のまわりを回っていた記録がある。
しかし江戸時代になると瑠璃壇のまわりに大勢の参拝客が殺到したため、僧侶が勤行する際の邪魔になった経緯があり、止む無く、地下道をこしらえて地下通路を巡ってもらう仕様に改変したとのこと。オホっ
戒壇めぐりした後の履物は棺桶に入れる?
なんでもお戒壇巡りする時に履いた靴や草履を大切に持ち帰り、自らの死後、棺桶に入れてもらうと極楽往生できるそうな。
今では半ば忘れられた慣習にはなるも、往時の人々はそのようにしていたとのこと。
古き良き時代の信仰度合いが垣間見える故事と素敵にいえる。
お戒壇巡りに正式参拝方法があった!
お戒壇めぐりは道場であり、地下道を進むことは修行に相当する。
往時は草履履き、数珠を持ち、念仏を唱えながら暗中を一周したと伝わる。
途次、極楽往生を願いながら暗中を進み、極楽の錠前に触れて秘仏本尊と結縁することを良しとした。
長野 善光寺のお戒壇巡りの料金(割引料金)など
善光寺では「内陣参拝」と「お戒壇巡り」が両方楽しめますが、内陣を参拝するためには、内陣参拝券を買う必要が素敵にある。
🐮内陣参拝券の料金🐮
- 大人・大学生:500円
- 高校生:200円
- 小中学生:50円
- 未就学児:無料
直接的な割引料金は皆無。だけれども本堂前の「山門(三門)」の登拝券(2階部分へ登るための券)と内陣拝観券(戒壇めぐり)とのセット券が1,000円で販売されてい‥申す。イヨっ
善光寺お戒壇めぐりの混雑状況(待ち時間)
御開帳や大法要を除いては参拝客は意外と少なく、行列ができていても概ね30分以内で参拝できると思われる。
本堂地下へ降りる階段入口や通路内は狭く、人が1人やっと通れるくらいの狭い通路になる。
【注意】1人は本当に怖い‥‥ キャ😱
通路内は混雑して長時間、立ち止まることは稀。
皆々、暗闇ということで落ち着かない様子で言葉のキャッチボールを相方と交わしながら、時に黄色い悲鳴のような声をあげながらも何だかんだで進んでいく。
‥ともあれ、善光寺のお戒壇めぐりは平日でも何だかんだで数人は中(戒壇)にいるので、実のところ、根っからの込み上げてくるような汗ばむほどの恐怖心というものは沸き立たない。
だけれども、内陣がオープンしたばっかりの早朝などは人っ子一人いない時がある。
この場合、前後に本当に人が居ない上、前方が全く見えない真っ暗闇の中を本当に1人で進んでいくことになるので要注意♡(しかも不思議なほど無音。外の音が聞こえない)
1人は本当に怖い‥。これが本当の精神修行というものかと素敵に再認識させられ〜る。
善光寺の「お戒壇めぐり(本堂)」ができる場所(地図)
各地のお戒壇めぐりと類似した風習
このような善光寺に見られる戒壇めぐりの風習は、以下のような類似したものも含めて全国各地に見られる。
廻壇潜り(かいだんくぐり)
このような善光寺に見られる風習は各地に点在する新善光寺にも伝来してい申す。クゥァドァンっ(”戒壇”を表現)
他に善光寺を語る上では、比定対象として度々、登場する奈良 法隆寺でも綱封倉(こうふうぞう)にある善光寺分身仏の縁の下を潜って瓦石を投げるという「廻壇潜り」と呼ばれるものもあった。
胎内めぐり
古今、変わらず、修学旅行の旅行先として定評がある京都清水寺。
その清水寺の中にも古今変わらずに人気を博すのが‥「胎内めぐり」!
境内入口となる仁王門をくぐって直進すると、ちょうど三重塔の後方に随求菩薩を奉斎する随求堂(ずいぐいどう)が現れる。
随求菩薩が奉安される台座の下(地下)には、善光寺と同様の地下通路が広がり、やはり、この通路をくぐり抜けることで穢れ落しができるとされる。
なお、清水寺の随求菩薩は古くから権力者たちが「安産」の霊験があるとして尊信を寄せてきたことから、抜け出ることで母の胎内から出たことを意味するとされ、お産を控えた女性が霊験を求めて胎内めぐりする姿も散見される。
胎内拝観
奈良の大仏さんと比定対象となる関東の大仏様である鎌倉大仏では、なんとぉぅ!大仏さんの内部(胎内)に入ることができる。
意味合いは少し異なるかもしれないが、歴史ある大仏さんの内部を拝観できる「胎内拝観」として定評がある。
胎内くぐり
埼玉県熊谷市にある「髙城神社」では例年、6月30日になると約4メートルもある茅の輪が設置され、人々はこの茅の輪をくぐることによって半年間のうちに付いた穢れを落とす。
これを当社では「胎内くぐり」と呼び習わす。
関連記事:髙城神社(http://www.takagijinja.com/)
母の胎内くぐり
現在でも山岳信仰が盛んな筑波山の女体山頂上付近には巨大な奇岩があり、この巨岩の下をくぐり抜けることで女体山という女神の胎内を潜ったことと同義とされる。
抜け出ることによって「生まれ変わる=穢れ落とし」とする風習が今もなお残る。
筑波山 大御堂(https://tsukubasan-omido.jp)