長野県・善光寺「六地蔵」

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長野県・善光寺「六地蔵」

長野県善光寺「六地蔵」

造立年

  • 1759年(宝暦9年/江戸時代)
再建年

  • 1954年(昭和29年)
材質

  • 銅製
発願者

  • 祐昌

善光寺「六地蔵」の読み方

善光寺「六地蔵」は「ろくじぞう」と読みます。

善光寺「六地蔵」の歴史・由来

善光寺にある「ぬれ仏(濡れ仏)」のすぐ近くに並んでいる6体のお地蔵さまは「六地蔵」と呼ばれています。

「六地蔵」は、1759年(宝暦9年)されましたが、1942年(昭和17年)に戦争の軍事資金・資材収集のために政府に引き渡しされています。

その後、終戦後の1954年(昭和29年)に再び、再興されています。

したがって、現在見ることのできるお姿は1954年(昭和29年)に再興された時のものです。

なお、六地蔵を寄進したのは、江戸時代の大江戸(現・東京)「浅草・天王町」の「祐昌(ゆうしょう)」と言う方だと伝えられております。

善光寺「六地蔵」の名前の由来・意味とご利益

六地蔵の「六」とは「6」のことで、これは仏教の教えの「六道(ろくどう、りくどう)」を表わしています。

「六道」とは「餓鬼界」「地獄界」「修羅界」「畜生界」「天界」「人界」に分けられており、人々が輪廻を繰り返すための道でもあります。

そして、これらの道に合わせて、六地蔵にはぞれぞれの役割があるのです。

六地蔵は今生(現世)の滅後に六道へ人々を導き、迷っている人や苦しんでいる人を救済してくれると言われています。

六地蔵はひとつひとつに個性があり、座り方や手に持っているものも異なります。

中でも地獄界の「菩薩地蔵」は片足を踏み出しているのですが、これは「一刻も早く人を救いに行こうとする気持ちの表れ」と言い伝えられています。

また、道を踏み外してしまったことによる地獄を表現しているとの説もあります。

どのお地蔵さまも穏やかな表情をしており、訪れる人々の心を癒しています。

尚、それぞれのお地蔵さまに名称があるものの、文献によっては名称が異なることもあります。

「地蔵盆」「地蔵菩薩像」と「地蔵信仰」

地蔵菩薩像は、街中の至る場所で見受けられます。

地蔵菩薩像が、如意宝珠と錫杖(しゃくじょう)を持ち、袈裟を着た僧の姿で表され、寺院の堂内だけでなく道端に置かれることが多いのは、地蔵菩薩が六道を旅する仏だからです。

また、地蔵菩薩が「六道」を旅するということから、地蔵菩薩像は6体一緒に置かれることもあり、これは「六地蔵」と呼ばれます。(一例:長野善光寺の六地蔵

地蔵信仰が広まったのは平安時代のことでしたが、貴族階級だけでなく、極楽往生するために現世でお金をかけられない平安時代の庶民たちの間にも普及しました。

それもそのはず、地蔵菩薩は、たとえ生まれ変わった先が地獄でも、救いの手を差し伸べてくれるのですから!

さて、例年、真暑の夏い季節になれば「子供たちが大はしゃぎする日」が到来します。

お地蔵さんと深い関係をもつ日です。お分かりになりますか?

・・そうです。「地蔵盆」です!

例年、旧暦7月24日には日本全国の至る地域で地蔵盆が行われます。

町内会が主体となってお菓子を近所の子供たちに配ったり、はたまたそこらの家に訪問すれば、この日はお菓子をくれます。

ただし無邪気な子供が主体なので、オッサンが訪問すれば逮捕される危険性があります。ご注意を。オホ

これらは地蔵菩薩のご利益に基づくもので、平安期以降、「子供の育成を見守るご利益がある」として広く信仰が寄せられてきました。

現在でもこの信仰は受け継がれており、その証拠に街中の至る場所にお地蔵を見かけることができます。

ええっ!?地蔵菩薩は閻魔様なの!?

中国では、閻魔を含む10人の王が死んだ人の罪の審判を行うという「十王信仰」があり、これが「地蔵十王経」として日本に伝わりました。
平安時代の日本では、「本地垂迹説」という、神様は仏様の仮の姿であるとする考えが広まり、地獄の王たちも仏の化身だと考えられるようになっていました。
これによると、閻魔も仏の仮の姿であり、その仏とは、なんと、地蔵菩薩だとされたのです!
このような考え方は、現世で悪巧みを働いて地獄へ落ちかけた際、功徳が少しでもあれば地蔵菩薩が閻魔大王に取り入って、極楽浄土へお連れ下さるということで、広く認知されるようになりました。
地蔵菩薩の仮の姿だとされる神には、他にも、愛宕神や天児屋命(あめのこやねのみこと)などがいます。
このように、様々な神や信仰と結びつきながら、地蔵菩薩は日本人にとってもっとも身近な仏様になっていったのです。

お地蔵さまに子供の成長や水子供養など「子供に関しての祈願をする理由」

たとえば今、お地蔵さんが目の前になくても、ド頭の中でお地蔵さんの姿をイメージすれば、「鉄の杖」と「赤いヨダレ掛け」をしている姿が想像できませんか?

これは地蔵菩薩に「ヨダレかけ」や「お菓子」を供えて子供の成長の祈願しているためあり、この理由は「水子信仰」に基づくものです。

幼くして亡くなった子供は功徳を積む時間がなかったので「賽の河原(さいのかわら/三途の川の岸辺)」へと流されます。..いっぺん死んでみるぅ?(by.地獄少女)

そんな哀れな子たちを救うスーパーマンこそが地蔵菩薩です。

六地蔵のご利益

六地蔵には、以下のようなご利益があります。

  • この世で罪を犯した者の罪業を滅して成仏に導く
  • 親よりも先に亡くなってしまい「三途の川」を渡れない子供の魂を救済し成仏に導く

このように、六地蔵にお祈りすることで、あの世へ行けない弱者を救済してくれるのです。

善光寺・六地蔵の場所

善光寺・六地蔵は山門の手前、山門を向かいみて濡れ仏の手前に位置します。

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