昨今、善光寺では数多くの御朱印を頒布されていることから、目当ての御朱印をもらいに行ったときに期間限定の御朱印だということが分かり、すで頒布が終了していたということもあり得ます。
つまり、現在の善光寺の御朱印はそれだけ期間限定の御朱印が多いということです。
このページでは長野善光寺にて過去に頒布されていた御朱印の種類を掲載しています。
現今の善光寺の御朱印の種類については下記ページをご参照ください。
善光寺の過去に授与されていた御朱印の種類・一覧
善光寺本堂の通常の御朱印は、2019年5月より「善光寺」の1種類になっていますが、以前は以下の4種類の御朱印と、季節ごとに紙の色が変わる金文字の御朱印も授与されていました。
また、忠霊殿、雲上殿でもそれぞれ、通常の御朱印が授与されていました。
本堂1:「撫仏」の御朱印
現在は「諸堂めぐり」の中の「本堂」の御朱印として、撫仏の御朱印が授与されています。
本堂2:「文殊菩薩」の御朱印
文殊菩薩像が祀られている山門は、現在は「諸堂めぐり」の1つになっています。
本堂3:「おやこ地蔵」の御朱印
2015年3月に授与が始まった御朱印です。
2011年の東日本大震災の後、鎮魂や被災地復興のため、大きな被害を受けた陸前高田市にある高田松原の松を使い、親子2体ずつ、2ペアで計4体のお地蔵さまが造立されました。
うち3体は陸前高田市の普門寺に安置され、残る1体が善光寺の本堂脇にある地蔵堂に収められています。
2014年の長野県北部の大地震で一部が破損しましたが、その後修復されて2016年3月にお戻りになりました。
本堂4:御詠歌の御朱印
こちらと同じものは、現在、大勧進で授与されています。
善光寺本堂では、ご紹介した通り、季節ごとの限定御朱印として、御詠歌の御朱印が登場しています。
本堂5:月ごとの限定御朱印
善光寺本堂では、毎日枚数限定で金文字の御朱印が授与されていました。
書置きタイプの御朱印で、授与料(値段)は500円でした。
F紙の色は季節ごとに変わり、また、年によっても、季節ごとの色に変更がある場合もあったようです。
題字は「善光寺」です。
- 1月:金色(青海波(せいがいは)柄)
- 2月・3月:ピンク色
- 4月・5月:緑色
- 6月・7月:水色
- 8月:銀色(青海波(せいがいは)柄)
※2018年8月には銀色の紙の「平成30年夏」限定御朱印が授与されました。 - 9月・10月:紺色
- 11月・12月:白色
画像引用先:善光寺
本堂6:大晦日/元旦限定御朱印
2019年大晦日と、2020年元旦には、右下にそれぞれ「大晦日」「元旦」と朱印の捺印された限定御朱印が頒布されました。
↑大晦日の御朱印
↑元旦の御朱印
頒布期間は「12月31日(火)22時から1月1日(水)7時まで」とほんの短い間でしたが、「二年詣り限定御朱印セット」(1,500円)とはまた違う扱いで、値段も各300円、限定数はありません。
忠霊殿の御朱印
現在、忠霊殿の御朱印は、「諸堂めぐり」の1つとして授与されています。
雲上殿の御朱印
現在、雲上殿の御朱印は、「諸堂めぐり」の1つとして授与されています。
悪疫退散特別御朱印の御朱印
「善光寺縁起絵巻」の一場面を再現した実にカラフルふるふるコノヤローな絵が魅力的な御朱印です。
『善光寺縁起』とは、善光寺御本尊の由来や故事をつづった古文書(霊験譚)です。この話は平安時代末期には全国に広まっていたといわれており、そこから現在に至るまでの信仰が生まれたのはいうまでもありんせん。
この御朱印は、御本尊・一光三尊阿弥陀如来様の御影と後光(五光)の光が描かれた御朱印紙にコロナ終息を祈念して頒布されるものです。
気になるのが中央のひし形の印判ですが、これには「善光寺如来堂」と刻字されているとのこと。
善光寺釈迦堂は善光寺本堂の前身であり、往時はこの堂に須弥壇が築かれ、その上に御本尊が奉安されていたと云われます。
釈迦堂は、仲見世通り中央西側にあったとされ、現在この場所には「如来堂旧地」という石碑があります。
頒布開始:令和2年12月20日(日)〜
頒布場所:本堂前御朱印所
頒布価格:1000円
諸堂めぐりの御朱印①撫仏(びんずる尊者)
諸堂めぐり「本堂」の御朱印は、「撫仏」ことびんずる尊者の御朱印です。
この仏さまを撫でた手で自分の体の悪い部分を撫でると、病気などが治ると言われているため、「撫仏(撫で仏)」の通称で親しまれています。
びんずる尊者は、お釈迦さまの弟子「十六羅漢」の中の1人で、神通力と呼ばれる超能力のような力が強かったと言われています。
こちらの御朱印は本堂内部の「お戒壇巡り入口」で授与されており、本堂内陣の拝観券が必要です。
- 頒布価格:1,000円
2019年には「諸堂めぐりの御朱印」にあった
「諸堂めぐり」は2019年5月、令和への改元と共に開始された長野善光寺おける新たな御朱印頒布の取り組みとな〜る。
具体的には以下の善光寺の5か所のお堂それぞれで限定の御朱印が授与されます。
- 本堂
- 忠霊殿
- 山門
- 経蔵
- 雲上殿
この御朱印は書置き(すでに書かれた)の御朱印となっており、御朱印に使用される紙は善光寺の古地図浮世絵がモチーフとなったオリジナル御朱印紙になります。
古地図浮世絵とはいえ、すべてが同じ絵柄(デザイン)ではなく、5つのお堂それぞれで異なる絵柄を授与していますので、す、すべて集めると5枚すべて集めて上掲の写真のように5枚横に並べると1枚の絵が完成するんです!!
御朱印一例
【山門】
山門は善光寺本堂の前に位置する巨大な門です。山門の2階には、文殊菩薩像が安置されています。
御朱印拝受には拝観券が必要です。
【経蔵】
2017年9月に保存修理工事が終了し、善光寺の経蔵は9年ぶりに拝観ができるようになりました。
諸堂めぐり「経蔵」の御朱印の題字はそのまま「経蔵」です。
御朱印をいただくには拝観券が必要です。
【忠霊殿】
1階が善光寺資料館になっている建物で、明治時代初期の戊辰戦争から、第二次世界大戦の頃までの英霊を祀っています。
諸堂めぐり「忠霊殿」の御朱印の題字は「忠霊殿」です。
御朱印をいただくには拝観料が必要です。
諸堂めぐり御朱印の授与料(値段)
- 各500円
善光寺の過去の御朱印②期間限定・部数限定の御朱印
近頃の善光寺では、季節限定の御朱印の他、正月、ゴールデンウイーク、お盆などに合わせた「超期間限定」の御朱印も登場しています。
いずれも、本堂手前の授与所で授与されています。
※お正月期間(1/1~1/6頃、またその直後の土日~成人の日までの祝日)は御朱印所が移転し、「本堂西側特設御朱印所」が開設されることがあります。現地にてご確認ください。
天皇陛下御即位・記念限定御朱印
善光寺では2019年(令和元年)5月限定で、天皇陛下御即位と新元号を記念した特別な御朱印が授与されました。
善光寺の香灰(香炉の中に入れる下地の灰)を練り込んだ初登場のオリジナル御朱印紙におなじみの「善光寺」の文字が入り、「菊印」と「平成」「令和」「天皇陛下御即位」の特別印が押されています。
5月1日に授与が始まり、2日には予定枚数を終了しています。
・授与期間:令和元年5月1日(水)~5月31日(金)
・授与場所:本堂前 御朱印所
・数量:5,000枚限定 ※無くなり次第終了
・授与料(値段):1,000円
正月限定の御朱印・御朱印セット
大晦日から元旦にかけての午前0時前後に寺院に参拝し、「今年と来年(2年)詣でた」とすることを「二年参り(詣り)」と言います。
※大晦日と元旦に分けて2回参拝する習慣の場所もあります。
2020年のお正月に、限定450セット、1,500絵で頒布された御朱印がこちらです。
2019年の正月には、封筒入りの「二年詣り限定御朱印セット」が限定450セット、1,500円で頒布されていました。
2018年の正月には、善光寺の住職がしたためたという「善光寺」の限定御朱印が枚数限定、500円で授与されました。
また、「二年詣り」の御朱印セットも400部限定で授与されました。
2018年のものは、紅白をイメージしたという淡いピンクと黄色の紙に、それぞれ金字の「善光寺」が入った2枚の御朱印と専用パッケージとセットになったもので、1,500円で授与されていました。
善光寺の初詣の時間や混雑、アクセスなどの情報は、当サイトの以下のページ↓でご紹介しています。
お盆限定の御朱印・御朱印セット(2018年8月.ver)
2018年8月11日~19日には、2種類の期間限定御朱印が専用パッケージに入った、限定御朱印セットが各日150部限定、1部1,500円で授与されました。
- 紺地・霞と蓮の柄の紙に金文字の「善光寺」
- 白地・水彩画風の蓮の花の柄の紙に「御詠歌」
正月・お盆共に今後も同じように授与されるかどうかは未定ですので、最新情報をご確認ください。
お盆限定の御朱印・御朱印セット(2019年8月.ver)
2019年8月に授与された御朱印です。絵柄やセット内容は2018年バージョンと同じです。
・頒布開始: 令和元年8月10日(土)より
・頒布場所:本堂正面御朱印所にて
・頒布時間 :午前5時から
・頒 布 数:限定1,800セット ※なくなり次第終了
・セット内 容:御朱印2枚(御詠歌15番・金字本堂)、『善光寺のお盆』説明書き、専用封筒
・頒布価格:1,500円
仁王門再建100年限定御朱印セット
2018年のゴールデンウイーク(4月28日~5月6日)には、仁王門の再建100年を記念した御朱印のセットが登場しました。
赤と青の御朱印用紙に、それぞれ阿形像と吽形像が描かれ、金字で「あ」「うん」が書かれている御朱印で、専用パッケージに入っていました。
各日200部限定、各1,500円で授与されました。
こちらは季節限定ではなく「再建100年」の記念御朱印なので、次にいただけるのがいつになるかはわかりません。
経蔵修理竣工記念の御朱印
経蔵の保存修理工事終了を記念して授与されていたのが、こちらの御朱印です。
授与料(値段)500円で、書き置きタイプのものとなっています。
2018年10月現在では授与が続けられていますが、今後の予定は未定となっています。 ※授与は終了しています。
本堂の御開帳・限定御朱印
善光寺で7年に1度行われる「御開帳」の御朱印です。
前回の御開帳は2015年でした。
今後も、どんな限定御朱印が登場するのか楽しみです!