長野県屈指の観光地、善光寺・・ここはもちろん、日本に伝来した最古の仏像があるという、強力なパワースポットのひとつです。
しかし、自然が豊かな長野県には、他にもいくつかのパワースポットがあり、善光寺周辺にもいくつかのパワースポットが存在しています。
今回は、そんな善光寺周辺のパワースポットについてご紹介します。
「びんずるさん」
善光寺に参拝された方であれば、概ねほとんどの方が目にすることになるのが「びんずるさん」です。
善光寺の「びんずるさん」は本堂に安置されている座像であり、2017年(平成29年)で、なんと!300歳を迎えます。
300歳ということは300年前から善光寺に伝わる仏像ということになります。
正式名は「賓頭廬尊者像(びんずるそんじゃぞう)」と呼称し、この像を目にした方であれば300年という歴史を歩んできたというのも納得がいくハズです。
それもそのハズ、この「賓頭廬尊者像」参拝者が撫でるので像の表面がハゲて顔の形状や像全体の形が変形してしまっています。
ところで・・賓頭廬尊者とは?
賓頭廬尊者とはお釈迦様の十六羅漢(16人の弟子)であり、数ある弟子の中でも神通力を自在に操ることができたと言われています。
その神通力をイタズラに使用したために、お釈迦様からキツイ叱咤を受けて反省し、以降、人々を救済するために使用するようになり、仏様に生まれ変わります。
びんずるさんがパワースポットと云われる所以は、自らの身体をびんずる像に例えて病に侵されている部位を撫でると、病に侵された部位が平癒に至ると古来、伝えられています。
現在も多くの参拝者から変わらず篤い崇敬が寄せられています。
「びんずるさん」の安置場所
「びんずるさん」は長野善光寺の本堂に祀られています。例年、1月6日には「びんずるさん」を台座ごと引き回す『びんずる廻し』という行事が現在まで受け継がれています。
移動する「びんずるさん」に別途、授与される「福しゃもじ」で触れることで、古来、無病息災のご利益を授かることができると云われています。
飯綱神社
飯綱大権現といえば、高尾山薬王院の飯綱権現が有名ではないか、と都心の方ほど仰るかもしれません。
その飯綱権現の大本山こそ、長野県飯綱山にいまします飯綱大権現、飯綱神社です。
飯綱大権現は自然信仰、山岳信仰の中から生まれた神仏習合の神でもあり、インドの不動明王の化身とも、あるいは仏教的には大日如来の化身とも言われています。
戦勝の神ということで、戦国時代には武田信玄、上杉謙信をはじめとする数多くの武将に信仰された神でもありました。
主祭神
大戸道命
大戸辺命
保食命
飯綱大権現へのアクセス
善光寺から飯綱山はほど近く、一緒にお参りすることのできるスポットです。
車で善光寺から飯綱神社までの所要時間は約20分です。
住所(社務所):長野市富田380
URL:http://www.iizuna-jinnjya.jp/
※宮司さんのご自宅が旅館を営んでおられるようです。
越志旅館URL:http://www.oshiryokan.com/
戸隠神社
天岩戸が飛んできて戸隠山になったという伝説も残されており、祭神も天岩戸伝説にゆかりある神様がずらりとお並びです。
平安時代を中心に、修験道の修行スポットとして江戸時代に至るまでたいそう栄えた霊場のひとつです。
祭神
奥社(おくしゃ):天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)※主祭神
九頭龍社(くずりゅうしゃ):九頭龍大神(くずりゅうおおかみ)
中社(ちゅうしゃ):天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)
火之御子社(ひのみこしゃ):
天鈿女命(あめのうずめのみこと)
高皇産霊命(たかむすびのみこと)
栲幡千々姫命(たくはたちぢひめのみこと)
天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)
宝光社(ほうこうしゃ):天表春命(あめのうわはるのみこと)
由緒
また日光東照宮の造営を指揮した天台宗の座主「南光坊天海大僧正」の枕元に平安時代の天台宗の座主「慈恵大師(良源/元三大師)」が立ち、「戸隠の山神が鎮まる社に「観音みくじ」を収めた箱がある。箱を開けて世の人々を救済せよ」という霊夢をみたそうです。
これが現在、寺社へ訪れれば当たり前のように設置されている「おみくじ」の起源と伝えられています。
そんな由緒があってか戸隠神社の「おみくじ」は少し特徴的な「おみくじ」で、なんと!神職さんに自らの年齢を告げないと引けないことになっています。
さらになんとぉぅ!引いた後、境内に結ばずに自宅に持ち帰る風習が現在も受け継がれています。
戸隠神社へのアクセス
善光寺から戸隠神社までの所要時間は車で約40です。
住所:長野市戸隠3506
URL:https://www.togakushi-jinja.jp/
長野駅前より路線バスまたはタクシー
路線バス:アルピコ交通 長野駅7番乗り場より、「バードライン経由戸隠高原行き」乗車およそ1時間。
ゼロ磁場スポット「分杭峠」
「分杭峠」(ぶんぐいとうげ)は、世界でも有数の「ゼロ磁場」スポットであると言われています。
ちょっと難しい「ゼロ磁場」について少しだけ解説しますと・・地球が、磁気を帯びていることはご存知かと思います。
北極にS極、南極にN極の磁場があるために、通常は方位磁石で方角を知ることができます。
ところがこのゼロ磁場という場所に行くと、+と-のエネルギーは拮抗しており、どちらにも偏らない莫大なエネルギーがその場所で生じているのだと言います。
そうした場所は地球上にいくつもないのですが分杭峠はそのゼロ磁場の1つ。
中央構造線断層帯上に位置する分杭峠
日本には、九州の真ん中から四国北部、関西、中部から関東に至る、「中央構造線断層帯」という、古くて巨大な断層が走っています。
分杭峠はこの中央構造線断層帯の真上に位置します。
地中で、巨大な断層がせめぎ合い、エネルギーが激突することで真上にある分杭峠がゼロ磁場になっている、と考えられています。
分杭峠はゼロ磁場と言われますが、これ以外にも中央構造線断層帯の真上には、諏訪大社、豊川稲荷、伊勢神宮、高野山、幣立神宮・・などなど、古く強力と言われるパワースポットがいくつも点在しています。
分杭峠へのアクセス
分杭峠は善光寺からほぼ真南、おおよそ160kmに位置し、車での所要時間は富士山や甲府の方角へ約2時間30分です。
距離を見るとあまり近くとは言えませんが、屈指のパワースポットということであえてご紹介しました。
分杭峠は秘境的な場所に位置しており、近辺には土砂崩れスポットも少なくないため、雨天時や雨の後に訪れるのはできるだけ避けたい場所です。
土砂崩れがそのまま放置されているという情報もあります。
冬期は積雪のため通行止めになり、行かれない他、その他の時期であっても道路維持管理のためアクセス不可となることがあります。
分杭峠へのアクセスはほぼ車のみですが、車も途中の駐車場に停め、ここから出ているシャトルバスに乗り換えてパワースポットへ向かいます。
(公共の交通機関を利用する場合は林道を数km徒歩でのアクセスとなりますので、割愛します)
車を停められる駐車場までは以下のアクセスが可能です。
・中央高速道路 駒ヶ根ICより市街方面へ向かう
・国道153号線「北町」交差点で右折、500mほど先の「本町」を左折して県道49号線に入る
・県道49号線を道なり東へ進むと国道152号線にあたるので、右折1kmほどで分杭峠シャトルバス駐車場へ。
パワースポットへはシャトルバスに乗車し、降車後さらに未舗装道路を15分ほど徒歩となります。
その他、分杭峠での環境整備協力金は、3歳以上300円となります。
まれにバス観光などでツアーが組まれることもあるようなので探してみるのも良いでしょう。
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