長野善光寺の御開帳が7年周期の本当の理由とは!!

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長野善光寺の御開帳が7年周期の本当の理由とは!!

善光寺のご開帳は「7年に一度の盛儀」と言われ、全国から参拝者の詰めかける一大イベントと化しています。

しかし、善光寺はどうして7年周期でご開帳を行っているのでしょうか?

善光寺ご開帳の周期の真実を探ります。

御開帳とは?

御開帳は、正式には「開帳(かいちょう)」のことであり、敬う気持ちで「御」を付けたのが御開帳になります。

御開帳とは、東京(江戸)や京の都(京都)、大阪などの人口密度が多い主要都市へ、御本尊を厨子(ずし/箱)ごと持ち出して、厨子の扉を開いて多くの人々に見せることです。

御本尊をわざわざ遠方まで持ち出す理由とは、御本尊を公開することで、霊験あたらかなご利益を授かることができるとされるからです。

人々はそのご利益に授かるために浄財を奉納して御本尊の前で祈りを捧げるといったことになります。

御開帳を行った寺院は、御開帳で集まった資金で御本尊をはじめとした仏像や堂塔の修繕費、寺の維持管理費などに充てます。

善光寺の御開帳いつ頃から始まった??-善光寺御開帳の起源-

善光寺ではじめて御開帳が行われたのが、1730年代(亨保年間)だと伝わっています。

しかし厳密にはこの当時、御開帳とは言わず、正式には「居開帳(いがいちょう)」と呼ばれていました。

一説では京都・清水寺が1738年に執り行った御開帳が「御開帳の起源である」と云われ、以降、2009年頃までは御開帳と言えば清水寺で執り行われる御開帳のことを指し、清水寺以外の寺院の御開帳は居開帳と呼ばれていました。

善光寺では2013年に初めて「出開帳」が東京の「両国回向院」で執り行われています。

善光寺のご開帳とは?

善光寺のご本尊は「善光寺式一光三尊阿弥陀如来」様と仰います。

この如来様は、西暦552年に百済からもたらされた、日本最古の仏像と言われていますが、日本に渡ってわずか100年ほどの時に如来からの託宣を受けて絶対秘仏となっています。

絶対秘仏というのは、一般公開されないだけではなく、善光寺の寺社関係者の目にも一切触れぬように厨子(ずし)の中で保管されている仏像のことです。

秘仏とされた理由は、ご本尊の荘厳さゆえとも、保存上の問題とも、盗難から保護するためとも言われています。

しかし、その詳細は誰にもわからず、現在に至るまで善光寺の御本尊が秘仏となった理由は謎のままとなっています。

善光寺では、秘仏であるご本尊様の代理として「前立本尊(まえだちほんぞん)」像を有しており、善光寺のご開帳でお披露目されるのは、この前立本尊様です。

つまり7年にたった1度だけお目にかかれる御本尊ですらも本当の御本尊ではなく前立本尊ということになります。

前立本尊様は、本来の一光三尊阿弥陀如来様と全く同じお姿をされていると伝えられ、善光寺ご開帳において前立本尊様とご縁を結ばれれば、如来の力で極楽往生へ導かれると信じられてきました。

参拝時には前立本尊様の右手につながれた「善の綱」が回向柱(えこうばしら)に結ばれ、この回向柱に触れることで如来様とのご縁をつないだとみなされます。


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善光寺のご開帳年の数え方について

善光寺のご開帳は、7年に一度行われますが、この7年は通常の「+7」の計算ではなく、数え年で7年となります。

数え年とはつまり、ご開帳が行われた年を1年目と数える方法です。

例えば前回のご開帳が2015年にありましたが、次のご開帳は2015に「+6」をした数、2021年となります。

2022年ではないので注意が必要です。

なぜ、7年に一度なのか?その理由とは?

善光寺のご開帳について、なぜ7年に一度とされたのか……「7」という数に何か意味があるのか……と考えている方も多いかと思います。

しかし、善光寺への取材によれば「自然と7年に一度におさまった形であり、その理由については諸説あって定かではない」とのこと。

以前には7年に一度という形ではなく、不定期でご開帳が行われたり、江戸時代には火災の折など出開帳といって、前立本尊様を全国へ出張させ、このときの浄財を集めて本堂の復興に充てたこともあったようです。

このことから、ご開帳は、檀家を持たない善光寺の浄財集めの手段のひとつでもあったことがわかります。

その後、近代に至って全国から参拝客が訪れ、一定の収入が見込めるという事情もあり、ご開帳の定期開催という形におさまったものと考えられますが、その数字が何故「7」なのかということを誰も確実には知らないのです。

仏教とも縁の深い数秘術の観点から見れば、「7」という数字は「完全な調和」を示す数字です。

四十九日(7×7で49で、七七日忌とも呼びます)という法要が、仏教にもあるとおり、7は特別な意味を持つ数字となっています。

またこれらの法要も、初年・初日を1と数える、ご開帳と同じ数え方をするものです。

善光寺のご開帳が「数えで7年に一度」となったのも、このあたりの数字が持つ意味に、何か関連があるのかもしれませんね。

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