善光寺・鐘楼/梵鐘【重要美術品】
再建年
- 1853年(嘉永6年/江戸時代)
梵鐘の鋳造年
- 1667年(寛文7年)
建築様式(造り)
- 入母屋造
- 6本柱
屋根の造り
- 檜皮葺
善光寺・鐘楼/梵鐘の歴史・由来
善光寺の鐘楼とは1853年に再建された歴史的建造物です。
この建造物を支える六本の柱は南無阿弥陀仏の六字が由来となっています。
檜皮葺で出来た屋根と周りに生えた四季折々の植物がさらに梵鐘を引き立てています。
もともと善光寺の鐘楼にあったとされる1313年に造られた梵鐘は、武田信玄により甲斐善光寺に移されました。
梵鐘は名鐘のひとつであり、1632年に鐘は破損してしまったのですが、多くの人々の支援によって1667年に無事に修復されました。
梵鐘は美術品としても高く評価され、国の重要美術品として大切に保護されています。
「極楽の 鐘の響きに目を覚まし 五色の雲にそうぞ嬉しき」この歌は、善光寺の鐘の響く範囲は浄土であることと示しています。
捨て鐘が3回鳴り響き、そのあとに時刻の数だけ鐘を鳴らします。
- 善光寺・鐘楼が撞かれる時刻:10時から16時の間の毎正時ごと
長野オリンピック開会式では、平和の祭典の開幕の合図として善光寺の鐘が鳴り響きました。
また、当時の記念碑も納められています。
善光寺の鐘楼/梵鐘は、時を知らせる鐘として重要な存在でもあるのです。
尚、鎌倉時代には源頼朝が参拝したとも伝えられています。
日本の音風景100選!
また善光寺の鐘楼は、「日本の音風景百選」に数えられるほどの銘鐘になります。
「日本の音風景百選」とは、1996年に環境庁(現在の環境省)が制定したものです。
日本中の各地域を代表する音を興じて音の向こう側に見える美景の100選!になります。
善光寺・鐘楼の場所
善光寺・鐘楼は本堂を向かい見て右脇、本堂前の授与所の後方に位置します。
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