長野🐮善光寺「十八の丁石(十八丁碑)」
善光寺「十八の丁石」の読み方
「十八の丁石」は「じゅうはちのちょうせき」
ところで・・「十八の丁石」とは?
十八の丁石とは「十八」と「丁石」に分けて読むと分かりやすいです。
「十八」の意味
十八とはそのまま十八ですが、十八の由来とは阿弥陀如来の「四十八の大願」の「十八番目」の「念仏往生の願」に由来したものになります。
「四十八の大願」とは阿弥陀如来が法蔵と呼称される人間のインド王であった頃、仏教に開眼し王族と言う高貴な身分を捨てて僧侶に転身しました。
転身した後、人々を救済する方法を探すために長考することになります。
この長考こそが「五劫思惟」と呼称されるものであり、この時、阿弥陀如来(法蔵)は「四十八の大願」を掲げて、必ず人々を救済して極楽浄土へ導くための悟りを得ることを誓います。
この後に法蔵は仏へと生まれ変わり、阿弥陀如来となっています。
そしてこの「四十八の大願」の中でもっとも大切な誓いとなるのが十八番目の「念仏往生の願」になります。
念仏往生の願とは、法蔵が長考の末に得た悟りの1つの境地であり、念仏と唱える者は極楽浄土に行くことができると言う誓いのことです。
丁石とは?
「丁石(ちょういし)」とは、一丁毎に置かれる石標であり、道しるべのこと。
丁石はおおむね約100m~109mぐらいの間隔で設置され、例を挙げると‥‥
高野山の慈尊院から壇上伽藍(根本大塔)までの180丁石、さらに大塔から大師が座す奥の院までの37丁石(36丁石)。
香川県さぬき市の大窪寺(おおくぼじ)から長尾寺までの間に設置された65丁石。
‥‥などがある。
善光寺の場合は長野駅構内から仁王門前までの間に18の丁石(丁碑)が設置されてい‥‥‥申す。チョッシゥィっ(”丁石”を表現)
18に109を掛けると1800m~1962m(約1.8kmから2km)となる。
善光寺の丁石が18つある理由とは?
実は現在の長野駅は「十八番目の願」に由来して建造されたとするならば、驚きますでしょうかぅぇ?
1888年(明治21年)に、長野駅の建設の話が持ち上がり、長野駅の建設地を何処にするかが連日話合われたとな。となとなトナー切れ …意味不明
幾度かの話し合いの後、善光寺の御本尊である阿弥陀如来に由来する「十八番目の願」に基づき、善光寺・本堂から十八丁の位置に建設するのはどうか?‥‥と云ぅ意見が最近の鼻毛の飛び出し具合なほどに飛び出してきやがったのだった‥。うきゃ
こぅして十八の願に基づいて長野駅が建設される運びとなり、善光寺までの距離も1.8kmとして意見がまとまりまったのでゴザる。
そして肝心の丁石はというと‥‥、現在見られるように駅構内のコンコース(新幹線改札口の脇)に「十八丁」を示す石碑が配置されることになったと云ぅわけでゴザる。
丁石の見学方法
長野駅構内に配置された十八の石碑は、現在進行形で長野駅構内のコンコースに現存しており、駅が営業している時間帯であればいつでも見学することができる。
新幹線改札口の外側にあるので入場券を購入する必要もないので無料で見られる。
なお、十八以外の番号の石コロ(訳:丁石)も長野駅から善光寺へ続く参道に配置されているので、これらの丁石は365日24時間いつでも見学ができる。
参道の丁石の詳しい配置場所
参道に置かれた丁石は行きと帰りとで見られるように沿道沿いの両側の参道(歩道)に配置されてい‥‥‥申す。サンドゥァっ(”参道”を表現)
行きはバスで来た場合でも帰りに歩けば参道で見られることになる。
丁石を探すのも善光寺参りの楽しみ方の1つでありんす。
なぜ「一丁」「二丁」の石が無い?その理由とは?
参道の石を順を追って見ていくと仁王門前あたりの「三丁」で終わっていることが分かるが、なんでも「一丁」「二丁」は善光寺境内に設置されているとのこと。
ただし、形ある石コロ(道標)として設置されているのではなく、想像上で設置されているとのこと。
三丁石の場所
⬆️上掲Googleマップの「藤屋御本陳」の前あたりに三丁石がある。
善光寺🐮「十八の丁石」の場所(地図)
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