野沢温泉で日帰りで外湯めぐり♪外湯めぐりの効率の良い回り方(順番)と外湯一覧
野沢温泉と言えば中部地方屈指の温泉郷ということもあり、源泉が多いことで知られています。
野沢温泉は、1272年(文永9年/鎌倉時代)頃の古文書に登場していることから、少なくとも鎌倉時代以前から当地に存在していたと考えられます。
当初はそれほど有名ではなく、地元の人々に利用されてきたようですが、1557年(弘治3年)頃には日本中にその名を知られるほどの有名な温泉になっています。
現在まで広く知られている野沢温泉の源泉は以下でご紹介する13施設ですが、実際にはなんと!30から40ほどの源泉が存在すると云われています。
そしてこれらの源泉がもっとも多く集中しているのが、野沢菜を洗う場所として有名な麻釜(あさがま/おがま)になります。
以下では、野沢温泉でもっとも有名な13の外湯についてご紹介しています。
項・一覧
野沢温泉の外湯・一覧
麻釜の湯(おがまのゆ)
大湯と並んで野沢温泉を代表する源泉になります。
麻釜の湯の源泉となる「麻釜(麻釜熱湯湧泉)」は、国の天然記念物の指定を受けています。
麻釜は「あさがま」とも読みますが、正しくは「おかま」と読みま・・おぅ間違い「おがま」!!と読むようです。
麻釜の湯の名前の由来は、単純に麻釜熱湯湧泉の間近にある外湯であることから「麻釜の湯」と名付けられています。
麻釜の名前の由来は、麻(あさ・お)を温泉水が入った釜で煮て、やわらかくしてから樹皮を剥いていたことから、この名前が付されています。
現在では、麻が茹でられることはほとんどないようですが、かわりに地元の人たちが名産の野沢菜や、ゆで卵を茹でている光景が見られます。
また、この源泉は他の13種類ある源泉の中でも、もっとも湯温が高く90度くらいあります。
この高温の温水で野沢菜を茹でると、菜っ葉独特の臭みとアクが抜け、温泉水の塩分が適度に染み、世界に2つとない野沢菜が完成するのだそうです。ウフ
泉質
含硫黄-ナトリウム
カリウム-硫酸塩泉
単純硫黄泉
弱アルカリ性
源泉
麻釜熱湯湧泉
効能・効果
胃腸機能回復、糖尿病、リウマチ、皮膚炎、神経痛
祀られている仏様
摩虎羅大将(大威徳明王)
麻釜の湯へのお問い合わせ先
営業時間
4月~11月:朝5時から夜23時まで
12月~3月:朝6時から夜23時まで
料金:無料
住所:〒389-2502 長野県下高井郡野沢温泉村大字豊郷
定休日:年中無休
電話番号(野沢温泉観光協会): 0269-85-3155(電話受付時間:8時30分~17時30分まで)
大湯(おおゆ)
この大湯は湯の温度が65度くらいなので温泉初心者でも浸かりやすい温泉となっており、野沢温泉の中心地に位置することから麻釜と並んでもっとも有名な外湯になります。
実際、地元でもこの大湯は外湯の中心的な湯となることから、他の12ある外湯の中でも別格の扱いを受けており、野沢温泉の湯の御本尊ともなる薬師三尊仏が祀られています。
野沢温泉内でも由緒ある歴史と風貌を持つ外湯であり、それを物語るかのように建物自体も三層の楼閣を併せ持ちます。
この建築様式は江戸時代から踏襲されてきたようで、明治、昭和、平成に修繕されてきた歴史を持ちますが、いずれの時代でも修繕のみに留められています。
しかし実際に三層あるわけではなく、内部に入れば分かりますが、一重で天井が高いだけの見せかけの三層造りの建物です。
また、この大湯の前には足湯があり、外湯に抵抗がある人は「お試し」という形で外湯に足だけ浸かることができるようになっています。
泉質
単純硫黄泉
弱アルカリ性
源泉
大湯
効能・効果
胃腸機能回復、産後の体力回復、糖尿病、リウマチ、皮膚炎、神経痛
祀られている仏様
薬師三尊
大湯へのお問い合わせ先
営業時間
4月~11月:朝5時から夜23時まで
12月~3月:朝6時から夜23時まで
料金:無料
住所:〒389-2502 長野県下高井郡野沢温泉村大字豊郷大湯
定休日:年中無休
電話番号(野沢温泉観光協会): 0269-85-3155(電話受付時間:8時30分~17時30分まで)
河原湯(かわはらゆ)
河原湯の名前の由来は、その昔、現在の場所と別の場所にあり、河原の岸辺付近にあったことから、「河原」が付されています。
湯の温度は70度前後で、これを水を入れて冷やしていますので、温泉初心者でも比較的入りやすい湯になっています。
夏場に人気の外湯で、早朝からそれなりに人で賑っています。
泉質
単純硫黄泉
弱アルカリ性
効能・効果
胃腸機能回復、糖尿病、リウマチ、皮膚炎、神経痛
源泉名
河原湯
祀られている仏様
真達羅大将(しんだらたいしょう/普賢菩薩)
河原湯へのお問い合わせ先
営業時間
4月~11月:朝5時から夜23時まで
12月~3月:朝6時から夜23時まで
料金:無料
住所:〒389-2502 長野県下高井郡 野沢温泉村豊郷9817
定休日:年中無休
電話番号(野沢温泉観光協会): 0269-85-3155(電話受付時間:8時30分~17時30分まで)
秋葉の湯(あきはのゆ)
版画作品の展示が多数されている「おぼろ月夜の館斑山文庫」の近くにある外湯です。
おぼろ月夜の館斑山文庫では、高野辰之という歌人が作曲した曲(校歌など)が流れていますので、秋葉の湯の浴室にも聞こえてきます。
秋葉の湯は北端に位置する外湯ということもあり、訪れる人も少ないことから比較的、空いています。
湯船に浸かり、明治初期の歌を聞きながらノンビ~リ♪とレトロな気分に浸れます。ウフ
お湯の色が白色で湯けむりを通してお湯を見ると本当に真っ白なお湯に見えます。
泉質
単純硫黄泉
弱アルカリ性
効能・効果
胃腸機能回復、糖尿病、リウマチ、皮膚炎、神経痛
祀られている仏
伐折羅大将(ばさらたいしょう/勢至菩薩)
秋葉の湯へのお問い合わせ先
営業時間
4月~11月:朝5時から夜23時まで
12月~3月:朝6時から夜23時まで
料金:無料
住所:〒389-2502 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷湯沢9493
定休日:年中無休
電話番号(野沢温泉観光協会): 0269-85-3155(電話受付時間:8時30分~17時30分まで)
上寺湯(かみてらゆ)
後述する滝の湯と並び、野沢温泉を代表して熱い湯が自慢です。
源泉の温度は80度近くありますので、水を入れて冷やしているとはいえ、他の外湯と比較して熱いです。
また野沢温泉の外湯の中でも最古の歴史を持つ源泉とも云われ、古くから当地に住む方々に愛されてきた外湯でもあります。
また外にある釜で温泉たまごを茹でることもできます。(温泉たまごは野沢温泉村内の売店やお土産屋さんで販売しています。)
泉質
含硫黄-ナトリウム
カルシウム-硫酸塩泉弱
アルカリ性
効能・効果
胃腸機能回復、糖尿病、リウマチ、皮膚炎、神経痛
お祀りされている仏様
十二神将:波夷羅大将(はいらたいしょう/文殊菩薩)
上寺湯へのお問い合わせ先
営業時間
4月~11月:朝5時から夜23時まで
12月~3月:朝6時から夜23時まで
料金:無料
住所:〒389-2502 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷8961
定休日:年中無休
電話番号(野沢温泉観光協会): 0269-85-3155(電話受付時間:8時30分~17時30分まで)
熊の手洗湯(くまのてあらいゆ)
「熊の手洗湯」の大きな特徴は、野沢温泉でもっともぬるい湯の温泉となり湯温は約45度前後です。
浴室には湯船が2つあり、1つは大湯の源泉から引き込んだ温泉水が貯められ、もう1つは熊の手洗い湯の源泉が貯められた湯船になります。
「熊の手洗湯」の名前の由来は、その昔、熊クンが偶然にも源泉を発見して怪我した手を温泉で洗ったり、実際に浸かって身体を癒やしたりしていたようです。
それを猟師が見つけて引き込んで温泉としたとのことです。
熊は体毛も多く体表が分厚い動物なので、防寒に対しての耐性を備え、自ら好んで温泉に浸る種ではありません。
そんな熊クンにとってぬるい湯温が最適であったと考えられます。
過去に一時期、照湯、寺湯とも呼ばれていた歴史を持ちます。
また、この熊の手洗い湯は、美肌成分が含まれているとのことから美肌湯としても有名です。
泉質
単純硫黄泉
アルカリ性
効能・効果
切り傷、火傷痕、おデキ
お祀りされている仏様
十二神将:因達羅大将(いんだらたいしょう/地蔵菩薩)
熊の手洗湯へのお問い合わせ先
営業時間
4月~11月:朝5時から夜23時まで
12月~3月:朝6時から夜23時まで
料金:無料
住所:〒389-2502 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷8955
定休日:年中無休
電話番号(野沢温泉観光協会): 0269-85-3155(電話受付時間:8時30分~17時30分まで)
松葉の湯(まつばのゆ)
松葉の湯の男湯は階段を上がった2階にあります。
松葉の湯の場所には、その昔、矢場(射矢場所)があったと云われています。
矢場が時代を経る過程で訛って「松葉」になったことが「松葉の湯」の名前の由来になっているとのことです。
1階には何があるのかは、実際にあなた自身の目で見てください。ヒっヒっヒっヒっ
尚、この松葉の湯でも外で温泉たまごを茹でることができます。
温泉たまごをバカ食いしたい方は、先に売店かお土産屋さんで「温泉たまご20個ほど」と、ついでに「集印帳」も買っておいて、その後に旅館に入ります。
旅館で少し休憩した後に外湯めぐりに出向き、その際に集印帳と卵を持って出て、外湯に浸かる前に卵を茹でておくと、浴室から出た時にスグに食べることができる&効率良く巡ることができます。
「外湯を1つ巡る度に温泉たまご1つ食べる」といった決まり事を自分の中で策定しても良いかも知れせん。
泉質
単純硫黄泉
アルカリ性
効能・効果
胃腸機能回復、糖尿病、リウマチ、皮膚炎、神経痛
お祀りされている仏様
十二神将:宮毘羅大将(くびらたいしょう/弥勒菩薩)
松葉の湯へのお問い合わせ先
営業時間
4月~11月:朝5時から夜23時まで
12月~3月:朝6時から夜23時まで
料金:無料
住所:〒389-2502 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷9481
定休日:年中無休
電話番号(野沢温泉観光協会): 0269-85-3155(電話受付時間:8時30分~17時30分まで)
中尾の湯(なかおのゆ)
中尾の湯は外湯でもっとも離れた西端に位置する外湯です。
周囲は県道が通っていますが民家の奥にあり、初めて訪れた方であれば少し迷うかも知れません。
しかし建物は外湯の中でも大湯よりもさらに大きく、内部も広々としています。
扉を開けると湯船と脱衣場が一緒になっているのが分かります。
湯船はに「あつい湯船」と「ぬるい湯湯」に分かれており、それぞれの湯船に板看板がかけられています。
もっとも離れているにもかかわらず、広いせいか早朝からでも人がそこそこいます。
泉質
単純硫黄泉
アルカリ性
効能・効果
胃腸機能回復、糖尿病、リウマチ、皮膚炎、神経痛
お祀りされている仏様
十二神将:迷企羅大将(めきらたいしょう/阿弥陀如来)
中尾の湯へのお問い合わせ先
営業時間
4月~11月:朝5時から夜23時まで
12月~3月:朝6時から夜23時まで
料金:無料
住所:〒389-2502 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷9481
定休日:年中無休
電話番号(野沢温泉観光協会): 0269-85-3155(電話受付時間:8時30分~17時30分まで)
新田の湯(しんでんのゆ)
新田の湯の名前の由来は、江戸時代末期から明治時代初期という比較的、近世に営業開始した外湯であることから「新田」と名付けられたようです。
中尾の湯から県道を通って徒歩約7分ほど直進するだけで到着できますが、県道を左折して目の前に見える神社の鳥居(西ノ宮神社)の奥(裏側)にあるので、初めてきた方であれば少し迷うと思います。
源泉の温度も外湯の中では高い部類で80度前後ありますが、もちろん水を投下して冷却していますので、幾分かはマシですが熱いっ!!・・です。
ただ、これは外湯に共通して言えることがですが、当日、外湯を利用する人の好みによって湯温はぬるかったり熱かったりするようです。
お子さん連れの方がいる場合、湯温がぬるい場合もあります。
泉質
含硫黄-ナトリウム
カルシウム-硫酸塩泉
弱アルカリ性
効能・効果
胃腸機能回復、糖尿病、リウマチ、皮膚炎、神経痛
お祀りされている仏様
十二神将:安底羅大将(あんてらたいしょう/観音菩薩)
新田の湯へのお問い合わせ先
営業時間
4月~11月:朝5時から夜23時まで
12月~3月:朝6時から夜23時まで
料金:無料
住所:〒389-2502 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷4396?1
定休日:年中無休
電話番号(野沢温泉観光協会): 0269-85-3155(電話受付時間:8時30分~17時30分まで)
真湯(しんゆ)
上寺湯の近くにあり、細い坂道をのぼった先にあります。
上寺湯の上には「つつじヶ丘公園」という温泉街が一望できる丘陵があります。
真湯の名前の由来は野沢温泉の中でも真に水がキレイで泉質が真に良いと云われていることから真の湯と名付けられたそうです。
浴室には生花があり、高級銭湯のような趣を覚えます。
ちなみに13ある外湯の中でも浴室の中に生花があるのは、この真湯だけです。
2007年頃に改築されたことから浴室がキレイ☆で、金持ちのボンボンの家の風呂に入りに来ているように思えます。
湯船はの底の薄っすら緑色をしていますが、なぜか湯が白く濁って見え、温泉らしく感じます。
泉質
単純硫黄泉
弱アルカリ性
効能・効果
痔に効く
お祀りされている仏様
十二神将:招杜羅大将(しょとらたいしょう/大日如来)
真湯へのお問い合わせ先
営業時間
4月~11月:朝5時から夜23時まで
12月~3月:朝6時から夜23時まで
料金:無料
住所:〒389-2502 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷真湯
定休日:年中無休
電話番号(野沢温泉観光協会): 0269-85-3155(電話受付時間:8時30分~17時30分まで)
滝の湯(たきのゆ)
麻釜から傾斜角20度くらいの坂を登り、民家や民宿街を抜けた先の正面に出てきます。
滝の湯は野沢温泉の中でも源泉が特に熱いとされ、温度が80度くらいあります。
湯船には当然、水を入れて温度を下げていますが、温泉慣れしていない人が入れば10秒ほどでゆでダコになってしまうことでしょう。
坂をのぼっている最中に腹が減るので、麻釜の前の売店で温泉まんじゅうを買って坂の途中で腹が減ったらまんじゅうをしこたま腹におさめて当座をしのぎましょう!
泉質
単純硫黄泉
弱アルカリ性
効能・効果
入院後の身体のダルさ、産後の体力・気力回復
お祀りされている仏様
十二神将:毘羯羅大将(びからたいしょう/)
滝の湯へのお問い合わせ先
営業時間
4月~11月:朝5時から夜23時まで
12月~3月:朝6時から夜23時まで
料金:無料
住所:〒389-2502 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷 野沢温泉村豊郷8217
定休日:年中無休
電話番号(野沢温泉観光協会): 0269-85-3155(電話受付時間:8時30分~17時30分まで)
横落の湯(よこちのゆ)
麻釜の湯から徒歩約5分くらいの距離の場所に位置する外湯です。
「横落」というプチ大きな交差点の付近の角に位置しますので分かりやすいです。
麻釜から湯を引き込んでいるそうなので、泉質や温度も麻釜とそれほど違いはありません。
横落の湯の大きな特徴は女湯のみ湯船が円形になっています。ただしその分、入れる人数も減ります。
湯船が円形というだけで外湯という感じが払拭され、なんだか宮廷の姫な風呂♥に入浴しにきているようです。
泉質
含硫黄-ナトリウム
カルシウム-硫酸塩泉
効能・効果
皮膚病に効果的!
お祀りされている仏様
十二神将:珊底羅大将(さんてらたいしょう/虚空蔵菩薩)
横落の湯へのお問い合わせ先
営業時間
4月~11月:朝5時から夜23時まで
12月~3月:朝6時から夜23時まで
料金:無料
住所:〒389-2502 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷 長野県下高井郡 野沢温泉村豊郷9784
定休日:年中無休
電話番号(野沢温泉観光協会): 0269-85-3155(電話受付時間:8時30分~17時30分まで)
十王堂の湯(じゅうおうどうのゆ)
十王堂の湯の男湯は階段を上がって2階になります。
横落の湯と同じく、麻釜と湯の宮から湯を引き込んでいますので、麻釜と効能や効果、温度は大差はありません。
十王堂の湯の「十王」の名前の由来は、十王堂の湯の前に位置する閻魔堂(えんまどう)に祀らている十王尊から名前をお借りしたとのことです。ガオ~っ
十王尊とは、十王信仰に基づく仏様で、閻魔堂には10尊の仏様が実際にお祀りされています。
十王堂の湯に行かれた方ならお気づきかも知れませんが、ロッカーにメッセージが書かれています。
メッセージの内容は実際に行ってみてからのお楽しみです。ウフん♥
この十王堂の湯の外にある釜でも温泉たまごを茹でることができます。
泉質
単純硫黄泉
アルカリ性
効能・効果
胃腸機能回復、糖尿病、リウマチ、皮膚炎、神経痛
十王堂の湯へのお問い合わせ先
営業時間
4月~11月:朝5時から夜23時まで
12月~3月:朝6時から夜23時まで
料金:無料
住所:〒389-2502 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷9604
定休日:年中無休
電話番号(野沢温泉観光協会): 0269-85-3155(電話受付時間:8時30分~17時30分まで)
野沢温泉・外湯でお祀りしている仏様
野沢温泉の外湯には温泉を守護する仏様が各・外湯にお祀りされています。
- 大湯:薬師三尊
- 大湯以外の外湯:十二神将
十二神将が各湯に一尊ずつお祀りされています。※合計13尊
野沢温泉・外湯めぐりの朱印あつめ
野沢温泉の外湯には、朱印台が設置されており、スタンプを押すことができます。
この朱印は全部で27ヶ所存在し、所定数の朱印を集めると漏れなく景品が進呈されます。
朱印は専用の朱印帳が野沢温泉内の売店や案内所、宿泊施設などで販売していますので、それを買い求めて巡ります。
野沢温泉郷の朱印めぐりに間しての詳細は以下↓の別ページにてご紹介しております。
【外湯めぐり(朱印集め)♪】野沢温泉の日帰り「外湯めぐりコースと外湯一覧」!!
野沢温泉の外湯を利用する際の注意事項
ただし、各・外湯の入り口の扉には賽銭箱が設置されており、外湯に入るときは志納金を納めてから入浴します。
これは毎日、多数の方が利用するために各・外湯には湯の守護を祀ることで湯を清浄に保っているためです。その他、外湯の維持管理費にもなります。
混浴がしたくてウズウズする方は、逮捕される覚悟で心からの希求を案内所で告げてみてください。ウフぅん♥
ただし、水を多く出すことによって湯船の温度が下がるので、周りの人の同意を得てから水を出す必要があります。
ただしドライヤーはありましぇん。
基本的に歩いて巡る形式となります。
ただ、別ページでご紹介している「野沢温泉内の集印めぐり」をしながら、各・外湯を順番に訪れることもできます。
ただ、湯船には常に泉水が流れ出していますので、湯船の水が停滞することはありまっちぇん。
常時、湯船の湯水の自動的入れ替えが行われていることになります。
また湯船の温度が高いので、お子さんの身体には少々熱いかも知れません。
子供連れで湯めぐりするのは少々、困難がつきまといます。
上述したように各・外湯めぐりの施設の脱衣所にはミニロッカーが設置されていますが、持ち物は最小限度に留めておく方が身軽で回りやすいです。
また盗難防止にもつながり、人を疑わなくて済みます。
持ち物の例を挙げれば以下のような感じです。
- 小銭専用の財布
- タオル
- バスタオル
- 石鹸・シャンプー
- 集印帳(スタンプ集めをする場合)
- ビニール袋(濡れたタオルなどを入れる)
これらの荷物をいつパクられてもいいような、ボロ雑巾のようなカバンに入れて持ち歩くのがベストです。
また堕落した身体や汗臭いド頭を洗うのは、宿泊先の風呂でゆっくりゴシゴシすれば良いと思います。(外湯の洗い場は狭いです。)
つまり外湯には余分なモノは持ち歩かず「浸かるだけ」と割り切って巡るのが賢明です。
野沢温泉の外湯の基本営業時間
4月~11月:朝5時から夜23時まで
12月~3月:朝6時から夜23時まで
野沢温泉の外湯は概ね上記の時間で営業されているようですが、外湯によっては若干、時間が前後する場所もあります。
野沢温泉の日帰り「外湯めぐりの所要時間(距離)と効率の良い順番」
野沢温泉の外湯めぐりは野沢温泉郷の中心地となる「麻釜の湯」からスタートして、反時計回りもしくは時計回りで温泉めぐりすることができます。
効率の良い回り方・一例
麻釜の湯→真湯→上寺湯→熊の手洗場→横落の湯→十王堂の湯→新田の湯→中尾の湯→秋葉の湯→松葉の湯→大湯→滝の湯→麻釜の湯まで
所要時間
外湯を回るだけなら、約1時間前後です。あとは着替えの時間と入浴時間がプラスされます。
(一例)着替え時間に5分、入浴時間5分だとすると合計で10分。10分☓13ヶ所=130分。130分→1時間10分。
- 合計所要時間:2時間10分
野沢温泉郷のマップ(地図)と外湯の場所・一覧
「野沢温泉・外湯マップ(地図)」※引用先:野沢温泉
外湯を回るコツ
外湯めぐりをされる際、湯船に浸かる時間は5分以内に留めておいた方が良いです。(野沢温泉観光案内所でも5分以内の入浴をおすすめしています)
ノボセてしまい吐き気がして回るのがシンドくなってきます。
【補足】野沢温泉の水脈と貯水量
野沢温泉に訪れた方でこんな疑問を持たれる方はいないでしょうか?
「温泉は枯れることはないのか?」
実は「野沢温泉は枯れることのない温泉」だと言われています。
その理由というのが、以下のようになります。
野沢温泉が位置する信州は、冬季になれば積雪量が日本一を誇る地域になり、降り積もった大量の雪はやがて溶けて地中に染み込んでいきます。
また野沢温泉郷の地中深くにはマグマ層があり、このマグマ層の熱で温められた雪水は沸騰して湯になります。
沸騰した雪水は地表に吹き出し、その場所が野沢温泉・麻釜の一帯になり、すなわち、これが今日に見る野沢温泉の源泉というわけです。
現在の野沢温泉は1分間に約500リットルもの温泉水が湧き出していると言われています。
終わりに・・
野沢温泉の湯は各・外湯の入浴場所によって温度や泉質が若干、異なります。
また、冬季になると山間に位置する野沢温泉一帯の地域は気温が特に低くくなり、すべての外湯施設の温度も低下します。
源泉がもともと低い外湯の場合は、ぬるくて寒い入浴場所(外湯)も出てきます。
このあたりは実際に湯船まで行ってみて、指を突っ込んで湯の温度を確かめてからスッポンポンになってください。スっ、、ポンポンポン・・ポぉ~んっ!!