長野🐮善光寺境内の地図(MAP)
善光寺に車で出かける場合、メインとなる駐車場は境内の後ろ側にあるので「お寺の参拝は表門から!」と決めているあなたは少し回り道になってしまいますが、時間にある程度、余裕があるのであれば仁王門まで歩いてから境内に入ってみましょう。
山門までの道は仲見世通りになっているのでショッピングも楽しめます。
なお、買い物は参拝が終わった後でするのが、一応の参拝の礼儀作法でもありまする。
行きに買い物をしてしまうと荷物が重たくなって後々の行動に支障をきたします。
そればかりでなく買い物袋を下げて参拝するのは、神仏に対してやはり失礼にあたるという考え方も‥‥あるワヨ💘
以下では広い境内の中でも「善光寺といえばここ!」という場所を効率よく回りたいあなたのために善光寺の境内の地図(MAP)を掲載しておきましょう!
善光寺🐮本堂内部の案内MAP
画像引用先:善光寺
善光寺境内の回り方と観光モデルコース
善光寺境内の回り方として規定の回り方は特にありませんが、観光モデルコースとして紹介させていただくと以下のような回り方になります。
以下ではさらに各堂塔・観光スポットの詳細をご紹介しましょう!
🐮仁王門
善光寺を訪れた参拝客を最初に出迎えてくれるのは1918年(大正七年)に再建された仁王門です。
この門には、善光寺の山号「定額山(じょうがくさん)」の額が掲げられており、これは伏見宮定愛親王(ふしみのみやさだなるしんのう)の筆によるものです。
仁王像と、その後ろの三宝荒神像・三面大黒天像は、共に、明治時代から大正時代にかけて活躍した彫刻家、高村光雲と米原雲海の作品です。
高村光雲と言えば、東京都にある上野恩賜公園の「西郷隆盛像」が有名です。
東京国立博物館蔵の「老猿」も、日本史や美術史の資料集で目にしたことがあるかもしれません。
米原雲海は高村光雲に学んだ彫刻家で「雲海」の名前も光雲にちなんでいます。
現存する作品は残念ながら多くありませんが高村光雲からの信頼は厚く、「老猿」制作の際は助手を務めたといいます。
さて、善光寺仁王門の仁王像は、原型を作った後に拡大して作り直したものだということで、原型となった像は、善光寺史料館で見ることができますよ。
善光寺・仁王門に関しての詳細は当サイトの以下↓の別ページにてご紹介しております。
関連記事:長野🐮善光寺「仁王門」
🐮山門
江戸時代中期の1750年(寛延三年)に建立されたもので、国の重要文化財となっています。
この門にかかる「善光寺」と書かれた額は、3文字の中に5羽の鳩が隠されていることから、「鳩字の額」の通称で知られています。
また、「牛に引かれて善光寺参り」の故事にちなみ、「善」の字が牛の顔を表しているとも言われています。
「鳩は八幡神の使いだから、八幡宮の「八」の字は2羽の鳩になっている」という話を聞いたことがある方もいるかもしれませんね。
では、善光寺の鳩はどんな意味を持つのでしょうか。
「鳩は平和の象徴」というのは西洋の考え方だと思われているかもしれませんが、実はこの考え方はシルクロードを経て中国にも伝わって、更に日本にも伝来していたのです。中国では今でも鳩を空に放つと幸運が訪れるという民間信仰があり、結婚式などのお祝いの場面で、白い鳩を放つセレモニーが行われることもあります。
つまり、善光寺の扁額の鳩は、平和や幸運、慶賀の象徴というわけです。
このことからか、善光寺に集まる鳩は昔から大切にされ、餌を売る店がたくさんあって餌付けもされていました。
しかし、フンによる害が甚大で、現在では餌を売ることは禁止になっています。
それにしても、神の使いとして、あるいは平和や幸運の象徴としての鳩を扁額の文字に隠すなんて、なかなか粋な験担ぎだと思いませんか。
さて、既にご紹介した通り、この山門には2階(登楼)があり、入場料を支払うと拝観することができます。
山門のご本尊である文殊菩薩像や、四天王像、障壁画などを見ることができることに加え、善光寺の表参道を上から眺めることもできます。
2011年からは、参拝記念として、この表参道の眺望を写真に収めることも許可されています。
善光寺・山門(三門)に関しての詳細は当サイトの以下↓の別ページにてご紹介しております。
🐮本堂(お戒壇巡り)
300年以上の歴史を持つ善光寺の本堂は、木造建築としては国内有数の大きさを誇り、国宝に指定されています。
外陣には無料で入れますが、せっかくですからそこで帰らずに「内陣券」を購入して内陣を拝観し「お戒壇巡り」を体験してみてください。
お戒壇巡りとは、秘仏であるご本尊が安置されている「瑠璃壇」と善光寺の開祖である本田善光とその妻子の三人が神像として祀られている「御三卿の間」の地下にある「お戒壇」のことです。
お戒壇の内部は真っ暗な回廊になっており、お化けが出て来ないかドキドキしながら歩き進むとゴール地点として「極楽の錠前」が出現します。
極楽の錠前とは、その名前の通り錠前が扉の前に備え付けられています。
この錠前に触ることで、秘仏のご本尊様とご縁を結び、死んだ時には極楽浄土にいざなっていただけるという約束を頂戴できます。
数十年前までは南無阿弥陀仏を唱えながら行う修行の1つでした。
余計なものが見えない暗闇の中で雑念を捨て、心を落ち着けて仏の世界に集中し、ありがたいお約束をいただいてきましょう。
うっかり「極楽の錠前」を触らずに通り過ぎてしまわないように、気を付けて進んでください。
善光寺・本堂に関しての詳細は当サイトの以下↓の別ページにてご紹介しております。
関連記事:長野・善光寺「本堂」【国宝】
善光寺・お戒壇巡りに関しての詳細は当サイトの以下↓の別ページにてご紹介しております。
🐮日本忠霊殿(史料館)
日本忠霊殿(にほんちゅうれいでん)は、本堂に向かって左後ろ側の階段の上にあります。
日本忠霊殿は、1868年に始まった戊辰戦争から1945年に終結した第二次世界大戦までの間に戦争で命を落とした240万余りの戦没者を祀る、日本唯一の仏式の霊廟(れいびょう)です。
霊廟というのはお墓や慰霊塔のことですが、日本では通常、江戸時代以前であれば武将や著名な僧侶、明治時代以降であれば戦没者や警察官・消防士などの殉職者を祀るような、特別なお墓を指します。
「仏式」という意味は「仏教の教えにのっとったもの」ということですな。
戦没者の霊廟として最も有名なのは、東京都にある靖国神社でしょう。
明治時代以降の霊廟は、このようにほとんどが「神式」で、ほぼ神社と同じものになっていますが、ここ、善光寺にある日本忠霊殿は、珍しく、お寺にある霊廟なのです。
建物の形は見た目には三重塔のようですが、中に入ると地下1階も備わっています。
ご本尊は善光寺のご本尊、秘仏の善光寺如来に似せた分身仏で、高村光雲の弟子の関野聖雲(せきのせいうん)によって作られたものです。
「仁王門」の部分でご紹介した米原雲海と同じく、光雲の「雲」の字をもらっていますね。
さて日本忠霊殿の1階と地下1階は、善光寺史料館となっています。
仁王門の仁王像の原型や、山門に安置されていた仏像、参拝者が奉納した絵馬などを通して、善光寺や善光寺信仰の歴史を学ぶことができます。
また、ダライラマ14世から贈られた仏像や、チベットの砂曼荼羅なども見られます。
外観も大変立派な建物ですが、時間が許せば、ぜひ内部も見てみてください。拝観券は、善光寺本堂内陣と共通です。
ここまで、善光寺の主な見どころをご紹介しましたが、境内には他にも、たくさんの石碑や、像、供養塔があります。
興味がある方はゆったりと散策してみると、新たな発見があるかもしれません。
🐮善光寺史料館
忠霊殿の1階部分は善光寺史料館になっているほか、後述する経蔵の特別展が開催されています。(要確認)
忠霊殿は実にユニークな三重塔になっていて、これは礼拝堂になります。
礼拝堂と呼称される所以は、中に戊辰戦争で命を散らせた英霊たちの御霊が祭祀されているからです。
なんと!その数240万にものぼります。
善光寺・日本忠霊殿に関しての詳細は当サイトの以下↓の別ページにてご紹介しております。
🐮経蔵
経蔵(きょうぞう)はその名の通り、お経を収めるためのお堂です。
正方形の形をしたお堂の中央には、6000巻以上の経本を収めた「輪蔵」と呼ばれる回転式の書棚かあり、これを1回転させるとすべての経本を読んだのと同じだけの功徳が積めると言われています。
この経蔵は江戸時代中期に建立され、国の重要文化財に指定されている歴史ある建物ですが、老朽化に伴う改修工事のため、2017年3月頃までは拝観できません。
また公開している場合も、普段は中に入ることはできず、金網越しの拝観となります。
善光寺・経蔵に関しての詳細は当サイトの以下↓の別ページにてご紹介しております。
関連記事:善光寺「経蔵」【重要文化財】
🐮歴代回向柱納所
善光寺の御開帳の都度、立てられるご本尊との縁を結ぶために用いられるのが回向柱です。
まさに善光寺をイメージする時のシンボルタワーとも言えます。
この回向柱は御開帳が終わると、大勧進の付近に位置する「納所」に移動して立てられます。
従って現在、この納所には歴代の回向柱が立てられており、最古の回向柱で昭和36年の回向柱になります。
実際に納所に赴くと分かりますが、回向柱の長さの違いに気づくハズです。
これはなんと!回向柱が土の成分として、土のバクテリアなどに分解されて短くなっているそうです。
善光寺・回向柱に関しての詳細は当サイトの以下↓の別ページにてご紹介しております。
関連記事:長野県・善光寺「回向柱(歴代ふくむ)」
鐘楼
環境省が制定した日本の音風景100選!にも選出されてほどの六脚柱の鐘楼です。
現在見ることのできる鐘楼は1853年(寛永6年)の江戸時代後期に再建された時の姿です。
重要美術品(有形文化財)にも指定登録されています。
現在でも現役で使用され、定刻の鐘を善光寺の山々へ鳴り響かせています。
善光寺・鐘楼に関しての詳細は当サイトの以下↓の別ページにてご紹介しております。
関連記事:善光寺・鐘楼/梵鐘【重要美術品】
🐮本堂前・授与所
善光寺の本堂の前には、大きな授与所があります。
この授与所ではお守りや絵馬奉納、御朱印、御祈祷の受付なども行っています。
また授与所の前では善光寺ではスッカリ有名になった「お数珠ちょうだい」が執り行われています。
🐮ぬれ仏(延命地蔵)
善光寺の有名なお地蔵さんと言えば、このぬれ仏ではないでしょうか。
現在のぬれ仏は1722年(享保7年)に造立されたお地蔵さんになります。
すでに善光寺へ参拝された方であればお分かりのハズですが、ぬれ仏は建物の内側ではなく、外に立てられているお地蔵さんです。
従って雨の日はずぶ濡れになります。
かつては延命地蔵と呼称され、頭上には覆屋があって雨が降っても濡れることはなかったそうですが現在は見ての通り、ズブ濡れになります。
もうお分かりかと思われますが、これが「ぬれ仏」の名前の由来です。ウフ
善光寺・ぬれ仏に関しての詳細は当サイトの以下↓の別ページにてご紹介しております。
🐮六地蔵
六地蔵の呼称の由来とは、仏教における六道・・
- 天(てん)
- 人間(にんげん)
- 修羅(しゅら)
- 畜生(ちくしょう)
- 餓鬼(がき)
- 地獄(じごく)
・・を指します。
仏教の六道とは、すなわり苦しみの世界のことです。
これら六地蔵の一尊一尊に祈願することによって、6つの苦しみから救われ、極楽浄土へ誘われると云われております。
善光寺・六地蔵に関しての詳細は当サイトの以下↓の別ページにてご紹介しております。
関連記事:長野県・善光寺「六地蔵」
仲見世商店街
江戸時代に隆盛を極めたれっきとした善光寺の門前町。主力の信州そばのほか、七味や”おやき”が有名。
善光寺へ詣でた帰りにお土産を買って帰るのが定番🐮 んモゥ〜
城山公園🌴&動物園🐹
城山公園は善光寺本堂の隣地に広がる長野県屈指の広大な敷地面積を誇る公園でゴザる。
園内には君の最近のネイルのような小綺麗かつキュート💕な美術館のほか、君の頬を伝ぅ透き通るような涙のような噴水⛲️、それにメインとなる動物園🐹がありゅ。…..なんか悩みでもあんの?
長野🐮善光寺の拝観・参拝所要時間
境内をぐるっと一周するための所要時間
・🐮約30分~40分(仁王門~境内一周~山門)
境内を一周しつつ、有料の内部拝観をすべてするための所要時間
・🐮約1時間30分~2時間(仁王門~境内一周+山門・本堂・経蔵・史料館内部拝観~山門)
境内各所の拝観・参拝所要時間の目安
・🐮仁王門~山門(仲見世通り)散策:約10分~30分
・🐮本堂の拝観・お戒壇巡り:約15分
・🐮山門登楼(拝観):約10分
・🐮経蔵の拝観・輪蔵回し:約10分
・🐮日本忠霊殿・善光寺史料館拝観:約20分
いずれも混雑時は拝観受付で待つ可能性があります。
以上の他、お守りや御朱印を拝受する場合、特に御朱印が授与されている雲上殿まで行かれる場合は、そちらの滞在時間も加味して旅程を練る必要がありゅ。……。….。
また、善光寺門前には大勧進、大本願、仲見世、宿泊しなくても食事や見学が可能な宿坊など、見どころが盛りだくさんなことから、余裕を持たせた旅程がベスト💘
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