布引山の名勝文化財「布岩」と老婆の布|【牛に引かれて善光寺参り】

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布引山釈尊寺の北側数百メートル、ちょうど布引観音温泉の手前あたりの一帯は、山や巌などが険しくそびえ立ち、中には洪積層時代(約258万年前から約1万年前までの期間)の岩もある。

布岩と呼ばれる理由はまさにその言葉が示す通り、岩肌の一部にまるで布がかぶさったような白斑状の部分がある。

布岩

しかしながら、実際に布が岩にかぶさって現在のような模様が出来上がったとったという奇譚も伝わる。

⬆️まるで水木描画に登場する善妖怪「一反木綿」のような形状の模様が見える

地元では古くから「布岩」と呼び、確かに下から見上げ見ると確かに布が岩にかぶさっているように見える。

布下村の老婆

上記、布岩の真下には村落があり、この村を「布下村(現存せず)」と言ったが、その昔、この村の外れにケチで強欲、おまけに性根が曲がった不信心を抱く老婆が住んでい申した。アフェっ

ある日、老婆が千曲川で布を洗っていたところ、軒先に干していた布を牛が角で引っ掛けてそのまま何処かへ走り去った。

老婆はその後、紆余曲折を経て布を取り戻せたのだが、その時には自分の内面がスッカリかりかり‥カリカリ梅 酸っぱ!‥‥てなほどスッカリと心が浄化されたのだった。…どゆ意味や このクダリ使いすぎやな

その後、老婆は人が変わったかのように布岩の裏側に建っていた観音堂(布引山 釈尊寺)へ毎日、参詣するようになり、大往生を遂げたと云われれる。

以上の話は善光寺に古くから伝わる「牛に引かれて善光寺参り」と呼ばれる故事であるが、地元では古くから、この老婆が残した布がある日、風に運ばれ岩にかぶさって布岩になった‥‥と伝わる。

布岩は文化財

布岩は昭和42年に旧・北御牧村(現・東御市)の指定文化財になってい‥‥‥ます。キャ

布岩の場所(地図)

布岩は「こぶし街道」沿いの布引観音温泉から目視できる場所に位置する。


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